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皆さんこんにちは!
栄達鋼業、更新担当の中西です。
さて
栄達鋼業のここがミソ~part9~
加工の種類と特徴
ということで、鉄骨加工の種類と特徴、各工程の役割、最新の加工技術や品質管理のポイント について詳しく解説します♪
鉄骨加工は、建築物や橋梁、工場設備などの鉄骨構造を支える重要な工程 です。建築や土木工事に使用される鉄骨は、設計に合わせて切断・穴あけ・溶接・組み立てなどの加工を施し、強度・耐久性・施工性を確保することが求められます。
目次
鉄骨加工は、大きく分けて以下の工程で構成されます。
✅ 切断加工 → 鉄骨を必要な寸法に切り出す
✅ 穴あけ加工 → ボルト接合などのための穴を開ける
✅ 開先加工 → 溶接をしやすくするために端部を加工する
✅ 溶接加工 → 鉄骨を接合し、一体化させる
✅ 曲げ加工 → 橋梁やデザイン建築などに使用される曲線形状を作る
✅ 組み立て・仮組み → 部品を組み合わせ、精度を確認する
📌 それぞれの工程で高い精度が求められ、建築物の耐久性・安全性を確保するために不可欠!
鉄骨を設計図に基づき、正確な寸法に切断する工程です。主に以下の方法が使用されます。
✅ ガス切断(酸素切断)
・ 厚板の切断に適している(25mm以上の厚みの鋼板)
・ 酸素と燃料ガスを使用し、高温で鉄を溶かして切断
・ 熱影響による変形や酸化が発生しやすい
✅ プラズマ切断
・ 高速で高精度な切断が可能
・ ステンレスやアルミなどの非鉄金属にも対応
・ ガス切断に比べて熱影響が少なく、歪みが少ない
✅ レーザー切断
・ 高精度な切断が可能で、薄板の加工に最適
・ 切断面が滑らかで、追加の仕上げ加工が不要な場合が多い
・ 厚板の切断には向かない
📌 鉄骨の厚みや用途に応じて、最適な切断方法を選ぶことが重要!
鉄骨同士を接合するために、ボルトやリベットのための穴を開ける工程です。
✅ ボール盤加工
・ 比較的簡単な穴あけに使用
・ 単純な小径の穴に適している
✅ NC(数値制御)ドリルマシン加工
・ 高精度な位置決めが可能で、多数の穴あけを正確に行える
・ ボルト接合を多用する建築・橋梁で使用される
✅ パンチング加工
・ 高速で穴あけができ、大量生産向け
・ せん断力を利用するため、熱影響が少ない
📌 ボルト接合を多用する鉄骨構造では、穴あけの精度が強度に直結する!
溶接の際に、接合部分の端部を適切な形状に加工する工程。
✅ V開先加工 → 一般的な開先加工で、溶接がしやすい形状にする
✅ U開先加工 → 溶接金属の使用量を減らし、歪みを抑えるための加工
✅ K開先加工 → 厚板の溶接で、溶接強度を向上させる
📌 開先加工を適切に行うことで、溶接部の強度を向上させることができる!
鉄骨を接合し、一体化させるための工程。溶接方法によって、強度や仕上がりが異なります。
✅ アーク溶接(手溶接)
・ 小規模な加工や現場作業で使用
・ 熟練技術が求められる
✅ 半自動溶接(MIG・MAG溶接)
・ 安定した品質で、作業効率が高い
・ 建築鉄骨の製造工場で多く使用される
✅ TIG溶接(アルゴン溶接)
・ 高品質な仕上がりが可能(ステンレスやアルミに適用)
・ コストが高いため、高精度が求められる部品に使用
✅ ロボット溶接
・ 自動化による高品質な溶接が可能
・ 大量生産向けで、均一な仕上がりを確保できる
📌 溶接の種類を適切に選び、品質とコストを最適化することが重要!
鉄骨を曲げることで、デザイン性のある建築や機能的な構造を実現。
✅ ローラー曲げ
・ 大型の鉄骨を滑らかに曲げる加工
・ 橋梁やドーム型建築で使用
✅ プレス曲げ
・ 強い圧力をかけて正確な曲げ角度を形成
・ 手すりや鉄骨フレームなどに利用
✅ 誘導加熱曲げ
・ 高温で加熱しながら曲げる方法で、厚板の加工に適している
・ 大型構造物の製造に使用される
📌 曲げ加工は、建築デザインや構造的な機能性を向上させる重要な技術!
✅ 切断加工は、鉄骨の厚みや用途に応じて、ガス・プラズマ・レーザーを使い分ける
✅ 穴あけ加工は、ボルト接合の精度を高めるためにNCマシンが主流
✅ 開先加工を適切に行うことで、溶接の強度と品質を向上できる
✅ 溶接加工では、用途に応じて手溶接・半自動・ロボット溶接を使い分ける
✅ 曲げ加工は、橋梁やデザイン建築など特殊な構造で活躍する技術
🏗 鉄骨加工の適切な選択と高精度な技術で、安全・耐久性の高い建築を実現しよう!